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リスクを見極める(農薬の話②)

2009年03月19日

農薬を使わずに育てた作物をおいしくいただく。

とてもすばらしいことです。
農薬を使うよりは使わないほうがいい。
誰もがそう思っているはずです。
しかし、現実はそうではありません。
農薬を使うことでどのようなメリットがあるのでしょう?
そしてどの程度のリスクを背負うのでしょうか?
「農薬=悪、無農薬=善」と決め付ける前に、上記のことをきちんと理解し、
リスクを見極めたうえで判断してほしいと思います。
例えば・・・日本の農作物をすべて無農薬にしたらどうなるでしょう?
リンゴはほぼ収穫不能、キャベツやキュウリも収穫が6割以下となり、農作物全体で年間4兆円の減収になるという試算があります。
日本だけでなく、60億人を超えた世界の人口を支えるためには、農薬はなくてはならないものと言えます。
では、農薬を使うリスクはどうでしょう?
その一つに、残留農薬があります。
ここでは、東京大学の室井至教授らの試みを紹介します。
彼らは、10万人あたりの死者数を算出することにより、さまざまなリスクを比較する試みを行っています。

これによると、現代の日本において喫煙による死者数は10万人中365人となっています。
以下多い順に、酒が117人、ダイオキシンなど有害物質が0.3人、コーヒーが0.2人、残留農薬が0.002人、食品添加物が0.0002人です。

これはさまざまな仮定が入った数値であり、絶対的なものとはいえません。
しかし、他の研究でもタバコと酒の害が大きく、他の物質はこれに比べれば取るに足らないことは共通しています。

残留農薬には行政によって厳しい基準が作られており、輸入品はもちろん国産品も随時検査されています。
この『基準値』とは、どのようにして決められているのでしょうか?


その話はまた次の機会に・・・・・